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妻であり歌人である 翠子(本名 翠)の装丁を手がけた歌集です。
大正に入り、ゼツェッション・スタイルを吸収した杉浦非水ですが、この装丁も非水独自のデザインになるのでしょうか。
アール・ヌヴォーに感動し、大正11年に渡仏。
杉浦非水装丁は、この『愛しき歌人の群』ほか、小学生全集などの装丁や挿絵を、アール・デコ調にも描いています。
見目麗しいとでも表現したほうがよさそう。
額から鼻の高低がはっきりさせないのは、日本と異国の情緒を持たせるためなのかと。日本の女性とはわからない。エジプトの女性でもとおると思いませんか?
このあと非水は和風化した裝本をたどります。

杉浦非水 装丁本の表紙です。藤の花に蝶は、アール・ヌーヴォーか琳派を意識した図案ですが、色彩がグラフィックな印象を受けました。
残念ながら、画像引用先には、装丁本とあるだけで、年代なども不明です。
ただ、円本全集ではないかと思われるのは、次の鷺と思われる鳥と、色の具合が似ているからです。同じシリーズの装丁か。あるいは裏表ではないかと。
ご存知の方は教えてくださいませ。ネットで検索してもわからなかったものですから。

非水はレトロスタイルという図案集のほか、ポストカード、美人画、雑誌、工芸品まで才能を発揮しています。
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